あなたは「神」が本当にいると思いますか?
今、そういった質問を投げかけたいもしくは、この質問に興味があるあなたの心に、どんな思いが溢れていますか?
連続テレビ小説、10月22日放送の第94回にて、こんな台詞がありました。
「私は、こう答えました。落ちろ、落ちろ…どん底まで落ちろ。その意味、あなたにわかりますか?」
これは、焦土と化した長崎、広島の地を見た若者が劇作家・池田二郎に
「神は本当にいるのですか」と問いかけて来たときに、答えた言葉です。
さぁ、あなたにわかりますか?
神様はいるのでしょうか?
続く放送で答えがあります。
それは、どん底まで落ちることで、そこには大地があり、そこには希望がある。
そして幸福は、そこから育っていくと言うようなことのようでした。
これで納得いった人もいれば、はにゃ?となった人もいたのでは?
私自身、とことん落ちたら後は上がるだけだ。
そういった考えはあります(^^)
ただ、ふと思ったんです。
「神は本当にいるのですか」の回答になっているのか?と(^_^;)
この時「神」が何を意味するのか?
どんな共通イメージの「神」がそこにあるのか?
この話が納得行くか、行かないかの分岐点にもなりそうだよね。
そこには「宗教」があり、「神」の概念があるからね。
この「概念」が違うと、話は大きくそれるし、答えをごまかされた!という気分になるかもしれない。
私は「神」に対しての概念はあまりないので、何を表しているものかあまりピンとこなかった(^_^;)
だけど、私自身が「神様はいるのか?」と考え、自分の境遇に泣いたあの日の私の神への概念は
- 正しい行いをしていれば、さほど不幸は訪れない
- そこに愛があれば、やがて報われる
そんな考えを持っていた。
だから、自分が困難の真っ只中にいた頃は
私が何したというの?
悪いこともしたこともあったけど、そこまで悪い子としてないよ!
もっと悪い子としてる人いるじゃん!
これは何の罰なの?
そんな風に考えてたんだよね
そんな概念があるから、更に悩みをこじらせていたんだ(^_^;)
なので改めて思い出して、考えてみた。
私がどん底まで落ちたと感じ、何もかも失ったと感じた時、何が見えたかを。
- そこには“愛”しかなかった
- 貴重な時間だった
- あの時間、私は一生懸命生きていた
- 私はどんな時(喜怒哀楽)も、幸せだった
というものだ。
そしてたどり着いたのは
“感謝”
だった。
全てに感謝した。
全ての関わりが
苦しかろうが
幸せだろうが
愛でしかなく、感謝でしかなく、ただただ愛おしい営みなのだったのだと。
だからこそ、あの時前を向いて歩き出した時の思いは
- 毎日を大切に生きよう
- 生きるのが下手でも良い
- 人付き合いが苦手でも良い
- 傷つけ合うことがあっても良い
- 間違っても良い
- 自分に正直に生きよう
- 正直に生きられなくても良い
- “今”にいよう
そういったものだった。
これは、「希望」というよりもほんと『感謝』から起きたものだったんだよね。
だからね「神は本当にいるのですか?」への答えは、人それぞれになると思うのだけど
絶望を感じた時、更にとことん落ちることで、自分の答えが見つかり、前を向けるとは思うんだよね(^^)
あなたは、どう思いますか?
答えなんて、1つじゃないからね!
正しさだって、1つじゃないからね!
いろんな答えがあって良いと思うんだ(^^)
せっかくの機会なので、いろいろ考えておくと、悩みや困難が起きた時、
自分を助ける考え方が身についていくよ。
だからね、私に「神は本当にいるのですか?」と聞かれたなら私は
わからない
と答える。
聞いてきた人が他者であろうが、私自身であろうが。
そして、そう聞きたくなっている状況や心境に、ただ寄り添いたいと私は思う。
自分にある納得できる答えを見つけ、自由な人生を生きるために、自分について考える力をドンドン養おう!
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